【介護の現場にも影響】カスハラって知っていますか?
- nagomi753takeki
- 7月17日
- 読了時間: 2分
介護現場では、ご利用者様やご家族と信頼関係を築きながら、日々心を込めた支援が行われています。
そんな中、近年問題になっているのが「カスタマーハラスメント(略してカスハラ)」です。

■ カスハラとは?
カスタマーハラスメントとは、ご利用者様やご家族などから、職員に対して不適切な言動や行動が繰り返されることを指します。
これは正当な要望とは異なり、職員の人格を否定したり、精神的・身体的に大きな負担を与えるものです。
■ 実際に起きている事例
事例①:契約外サービスの強要
「明日も買い物に行ってくれないと困る!それくらいやって当然でしょ!」
→ 契約外の頻繁な買い物同行を強く要求される。
事例②:人格否定・暴言
「こんなこともできないのか。あんたバカじゃないの?」
→ 業務上の説明をしても聞き入れず、暴言を繰り返す。
事例③:セクシャルハラスメント
「今日はスカートじゃないの?そのほうが似合うのに」
→ 身体的特徴や服装に関する不適切なコメントが日常的に続く。
■ なぜ問題なのか?
このような行為は職員に大きなストレスを与え、離職や心の病気を引き起こす要因になります。
また、介護の質にも悪影響を及ぼしかねません。
■ カスハラを放置しないために
カスハラは一人で抱えるものではありません。
「我慢すればいい」「介護職だから仕方ない」と思わずに、事業所全体で対応することが大切です。
■ 私たちの事業所の取り組み
1. 研修の実施
カスハラやメンタルヘルス、ハラスメント対応の社内研修を実施しています。
2. 相談窓口の設置
職員が悩みを抱え込まずに済むよう、安心して相談できる体制を整えています。
3. トラブルの記録化
事実関係を明確にするため、トラブル時は経過を記録し、上長と共有します。
4. 必要な対応は組織で
繰り返しハラスメントが続く場合は、家族や外部機関と連携して事業所として対応します。
介護の仕事は、人と人とが深く関わり合う大切な仕事です。
だからこそ、働く職員が心身ともに健やかでいられることが最も大切です。
カスハラについて正しく理解し、「お互いを尊重できる現場づくり」を一緒に進めていきましょう。
参考リンク
厚生労働省:カスタマーハラスメント対策マニュアル